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中国のネット上にたくさんの「笑話」(冗談)が流されています。中に考え させられる内容も結構ありまして、その一つを中国ビジネスに関わっている 方々に笑いながら読んでいただければ幸いです。

ある日、天国への扉が壊れた。そこで神様が修繕工事の入札を行った。 インド人が3000元で入札した。その内訳は材料費が1000元に、 人件費が1000元、そして自分の儲けが1000元。 ドイツ人が6000元で入札した。内訳は材料費が2000元に、 人件費が2000元、そして自分の儲けが2000元。 最後に入札に来た中国人が落ち着いて言った。「全部で9000元かかるよ。 3000元をあなたに、3000元を私に、そして3000元をインド人 に渡してやってもらう。」 それを聞いて「落札したのはあなただ」と神様が思わず机を叩いて言った。

しばらくして、地獄への扉も壊れた。前回の天国の扉の工事を教訓に 入札価格は3000元までと決められた。 まずはドイツ人が来て何も言わずに去った。次に来たインド人は3000元 で入札した。 最後に来た中国人が入札を評価する地獄の鬼に500元を渡して、3000元 で落札した。 一体工事はどうやって行うのかとドイツ人とインド人は戸惑ってしまった。 中国人が500元の材料費と500元の人件費を使って、工事を半分まで 進めさせた時に一旦中止に。そして半年間の交渉の末、地獄側がさらに 3000元を追加して工事完了させることになった。

しばらくして、天国から地獄に繋ぐエレベータが壊れた。前の2回を教訓に、 今回は3000元以内でかつ工事は1回で終了することに決められた。 ドイツ人が来て何も言わずに去った。インド人が3000元で入札した。 中国人も3000元で入札し、プラス工事が終わったら茅台酒(高級のお酒) をプレゼントするということで落札した。 そして、中国人が500元の材料費と500元の人件費で工事を完了させた。 神様が担当者を派遣し検収を行った時に、担当者(事前に中国人から500元 をもらった)が不合格と判断し、作り直すことにした。結果として9000元 を追加して作り直した。

またしばらくして、人間界への扉も壊れて、人が生まれ変わることができな くなった。今までのことを教訓に、修理工事の価格は3000元に固定とし、 しかも毎日監査しその結果を日々チェックし、さらに1億年の保障も入札の 条件として追加された。 最初に来たドイツ人がすぐ逃げた。次にインド人が3千元で入札した。 最後に中国人が来た。「無償でやります。そして無償で2億年の保障をするよ。 ただし、5万年の管理権をもらいたい」と言った。この案に神様が同意した。 そして中国人が扉を直してから、扉の隣に料金所を設けた。一人一回生まれ 変わったら500元を徴収する。ただし、上限は設けない。たくさん払う人は アメリカへ、プラス500元の人は欧州へ、そして金を払わない人は中国へと 生まれ変わる。

About author

楊 博 代表取締役

中国科学技術大学卒、大阪大学大学院修士課程修了。システムエンジニアからプロジェクトマネージャーを経験し、ネットベンチャーの起業から失敗も味わいました。2003年に株式会社シング(XING Inc.)を設立し、システムの受託開発からモバイルインターネットサービスの企画開発を行っています。2012年に上海政府支援プロジェクト「浦江人材計画」に選ばれました。