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上海で仕事をし始めてから、周りの人によく言われたことがあります。 それが「あなたのやり方は日本式だね」って。何となく褒められている ような気がしませんでした。確かに社内では「ほう・れん・そう」やpdca 等を実施させていますが、どれもうちだけやっていることではないので、 そう言われると少し戸惑ってしまいました。

この間、ある中国ビジネス関連のメルマガを読みました。ちょうど私が 困惑していることを分かりやすく説明してくれました。その話は以下の ような内容です。 例えば、建物の通路に「走行人の妨げになるため荷物を置くな!」という 内容の張り紙があります。日本人なら文字通りに荷物を置かないですが、 中国人の場合は平気に置く人がいます。何で?と張り紙を無視した人に 聞いたら、「このぐらいの荷物なら置いても大丈夫だよ。別に通らない わけでもないから」と言われてしまいます。 要するに日本人は理屈で考えますが、中国人は「量」で考えます。それは ルールがあっても障害にならない「量」なら、多少守らなくても構わない という考え方です。本当に障害になるほど「量」が大きければ、その時に はじめてルールのことを考えればいいということです。 ルールを守れば秩序が保てられますが、変化に対応しにくくなります。 その反面、秩序がなく混沌とした状況になりますが、変化があれば素早く 対応できるかもしれません。どちらも一長一短があります。 日中両国の社会環境、サービス、商品等いたるところに違いがありますが、 やはり根本的な原因はこの考え方の違いにあると感じています。 私の場合、物事を理屈で考える傾向が強いから冒頭のように言われてしま います。ルールはなくせないものですが、「郷に入れば郷に従え」ですから、 状況に合わせて柔軟に運営することも変化の速い環境を対応するために必要 なことかもしれません。

About author

楊 博 代表取締役

中国科学技術大学卒、大阪大学大学院修士課程修了。システムエンジニアからプロジェクトマネージャーを経験し、ネットベンチャーの起業から失敗も味わいました。2003年に株式会社シング(XING Inc.)を設立し、システムの受託開発からモバイルインターネットサービスの企画開発を行っています。2012年に上海政府支援プロジェクト「浦江人材計画」に選ばれました。