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11月11日は、四つの1があるから「独身の人の日」と呼ばれています。 数年前、単に学校のキャンパスで流行っていたこの日に、商売人が 儲けの匂いを嗅ぎつけ、今は春節商戦を超えた一番重要な商戦の日 まで成長してしまいました。

今年の11月11日、TABAOというサイトでの売上は、アメリカのネット通販 の売上高がもっと高い日Cyber Monday(感謝祭後の月曜日)の1017億円を 超えたことを受け、創業者の馬さんがこう言いました。「TAOBAO人が 11/11を中国の感謝祭にしたい。我々の感謝の気持ちを感じてもらえる 真の消費者の日にしたい」

以下は11日0時にスタートし、11日23時に終わったTAOBAOのこの1日の実績です。 サイトの取扱高:191億元(約2491億円、昨年はその半分以下の52億元)

注文件数:約1億件
発送する荷物の件数:約8000万件
セールスキャンペーンに参加した店舗数:1万(昨年は2000)
0時に一斉アクセスしたネットユーザ:1000万人強
荷物の配送に関わる物流業者:100万人強
建設銀行・中国銀行:システムトラブル発生
農業銀行・郵便貯金:頻繁にシステムが混雑していると表示
上海銀行:システムメンテを理由にして一部のサービスを停止

元々TABAOサイト内で始めたこの商戦は、今はすべての小売店を巻き込んみ、 激しく競争し合う一日となりました。昨年、楽天もYahoo!Japanもこの市場 から相次ぐ撤退したことが、まさにこの競争の激しさを物語っています。

先週、日本から来られたある会社の社長と食事していた時に、「うちもぜひ 中国でネット通販をやりたい」と社長がおっしゃっていました。上海palmobile 社もネット通販を頑張っています。これからもプレイヤが増えそうですね。

About author

楊 博 代表取締役

中国科学技術大学卒、大阪大学大学院修士課程修了。システムエンジニアからプロジェクトマネージャーを経験し、ネットベンチャーの起業から失敗も味わいました。2003年に株式会社シング(XING Inc.)を設立し、システムの受託開発からモバイルインターネットサービスの企画開発を行っています。2012年に上海政府支援プロジェクト「浦江人材計画」に選ばれました。