仕事柄飛行機を乗る機会が多く、飛行機を待っている間にはいつもラウンジサービスを 利用しています。クレジットカードに付いているラウンジサービスはどこの空港でも 無料で使えますが、サービスの内容はそれぞれ結構違います。
関空のカードラウンジはスペースが狭く、お水やお茶にナッツ詰め合せしかありません。 日本のお家芸である「おもてなし」はあまり感じられないことは少し残念です。
プレミアカードで入れるラウンジは関空には一つしかありません。そこはスペースが 広いですが、おにぎりに菓子パンの軽食と数種類のソフトドリンクしかありません。 食事にもっと力を入れた方がいいと使うたびに感じてしまいます。
上海の浦東空港にあるカードラウンジは結構よくできています。マッサージチェア等 くつろげる設備だけではなく、飲食も豊富に用意されています。ソフトドリンクから、 ワインやウィスキーまであります。また、軽食はもちろん、チャーハンやスパゲッティ のような主食と果物まで用意されています。
食事が美味しいので、いつも早く空港に着くようになってしまいました。空港にある 飲食店なら食事代は市内の数倍の料金もしますが、ラウンジならタダでおなかいっぱい 食べられるので結構お得感があります。
ところで先日、西安のXIANYANG空港のラウンジを利用した際に、サービスのおもてなしに 圧倒されてしまいました。空港に着いたら、まずラウンジ専用車でいろんな会社の ラウンジが集まっている専用の建物に案内されました。かわいい女性のガイドの後ろに ついて目的のラウンジに入ったら、豪華の家具と内装が施されている部屋が現れました。 まるで高級ホテルのような作りでした。
さらにびっくりしたのはお客さんへのサービスでした。お客さんが寛いでいる間に、 ラウンジ側がチェックイン手続きは全部やってくれます。また、搭乗の際にラウンジ からの専用通路を通して専用チェックインカウントまで行けますので、他の乗客と 一緒に並ぶことなく優先的に搭乗できました。
西安には何回か行ったことがありますが、空港以外で他のサービスを受けて酷い目に あったこともありました。ラウンジサービスは格別によくできていることは、観光都市 としての玄関の面子がかかっているのかもしれません。
ラウンジサービスの違いと逆に、機内サービスを比べると中国系航空会社のは気持ちいい レベルよりまだまだ程遠いですが、日系航空会社の場合はおもてなし感満点です。 特に機内食は日本の食文化をよく表しています。
中国語に「民以食為天」の言葉があります。ニュアンスはちょっと違いますが、日本語 には「男を掴むなら胃袋をつかめ」という言い方があります。やはりどこに行っても 人にとって胃袋は大事ではないでしょうか?
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橋本第4号:「海峡両岸サービス貿易協定に関して想うこと」
日本がTPPに向けた交渉に参加する決断をしたというニュースが連日報道 されていた3月半ば、台湾では海峡両岸サービス貿易協定(以下「服貿」)に 反対する学生らが立法院(日本の国会に相当)を占拠するという事件が起こりました。 この事件、皆さんはご存知でしたか?
この立法院を占拠するという事件は台湾の有史以来初めての出来事だったため、 台湾では連日大々的に報道されていたのですが、日本では事件が起こって数日 経ってから少し報道されただけで、自分から情報を取りに行かないとよく わからない事件だったと思います。
この「服貿」という協定は、台湾と中国が2010年に締結した経済協力枠組み 協定(ECFA)に基づく具体策の一環で、両国間での貿易制限を解除し、 相互で市場開放と貿易自由化を図ることを目的としたものです。
台湾の発展や競争力を向上させるためにも、協定の早期承認が必要だと説いた 馬英九総統に対し、野党民主進歩党や台湾の大学生たちは、台湾の中小企業に 対する脅威、人材流出、言論や情報の安全性を恐れ、協議には強く反対していました。 そんな中、2014年3月に与党議員が時間切れとして、立法院で協定批准のため の審議を一方的に終了し、強行採決しようとしたため、台湾の学生たちが 立ち上がったというのが事の次第です。
結果として立法院院長が立法院で学生側と話し合い、学生側が提示していた 「両岸協議監督条例」制定まで「服貿」協定の審議を再開しないことを表明し、 学生側もこれに応じて4月10日に立法院を退去しました。
事の是非はともかく、私はこの学生達の行動に一定の理解を示したいと思います。 学生達のした事は立法院を占拠するという行為でこれ自体許されることではない かもしれませんが、国の未来を想うという気持ちは痛い程伝わってくるからです。
話は変わりますが、先週末、大西康之氏の『会社が消えた日』(日経BP社、2014年5月16日) を読みました。これほどの大企業がなぜ存続し得なかったのか、元社員は どの様に今を生きているのかを克明に記録した大著で、大阪で働く者として 非常に考えさせられる内容でした。この本を読んで思ったことは、やはり世界は 大変な変革期にあるということ、これから先は日本に住んでいても今までと 同じようには生きていけないということでしょうか。
それならば台湾の学生のように、今を見据え、未来を考え、時に行動を起こさない といけないのではと思います。電車でスマホばかり見ている自分、そんな時間はないぞ! と活を入れなければなりませんね。
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